編入生に聞いた!!受験のポイントや一次試験、二次試験対策は?
目次
まず初めに学士編入学とは
医学部学士編入学とは、大学卒業者を医学部に編入学させ、医学教育を受けさせる制度のことです。
2021年現在で27校の国立大学で本制度が実施されており、対象は学士(取得見込み者も含む)ですが、国立大学のうち、筑波大学、群馬大学、大分大学は学士でなくとも受験が可能です。
編入学時期は2年次前期か3年次前期です。香川大学も含め半数以上の大学で2年次前期編入学となっています。
学士とは
学士とは、大学を卒業した人が得られる称号のことです。
一般的に、「大卒」といわれる人は、学士号を取得していることになります。
香川大学編入試験の募集人数や日程等(2022年度)
募集人数 |
5人 |
出願期間 |
2021/5/10~5/21 |
試験日 | 合格発表日 | |
1次試験 | 6/5 (土) | 6/17 |
2次試験 | 7/4 (日) | 7/22 |
入学手続き期間 |
8/2 |
入学時期 |
2022/4/1 |
なぜ医学部に編入しようと思ったのですか?
私は私立薬学部(6年制)に現役合格し、薬学部に入学しました。
薬学部を選択した理由はもともと生物が得意で、人体に興味を持っていましたが、医学部に入るほど勉強はしていなかったので公募で薬学部を受験して合格したからです。
医学部受験を決意したのは薬学部入学後順当に進級していき、5年生になり病院実習に行ったときです。
医師、看護師、薬剤師が集まるある診療科のカンファレンスに参加させてもらいました。その時にこのまま働くより、人体について、病気のメカニズムについてもっと勉強したいと思いました。
再受験と編入で編入を選んだ理由
最初は編入の倍率だけを見てビビってしまい、一般入試での再受験を選択しました。
1年間勉強しましたが、合格はもらえず、次年の勉強をする前に一度編入試験対策をする予備校(河合塾https://www.kals.jp/medical-trn/)に情報を聞きに行きました。そこで問題集を参照したときにこの問題なら出来そうと思ったことと、苦手の数学がそこまで重要視されないことから編入試験を受けることに決めました。
どんな方法で受験対策をしましたか?
1次試験対策
香川大学医学部第2年次編入学試験の1次試験では、英語(TOEICの点数を150点に圧縮換算)、そして大学教養レベルの物理、化学、生命科学が課せられています。
配点
TOEIC | 自然科学総合問題 | 面接 | 合計 |
150 | 300 | 100 | 550 |
TOEICは圧縮されるので、ある程度の点数(目安750点ほど)があれば問題ないです。
そのため香川大学の編入試験では英語よりも物理と化学が重要になります。
生命科学が外れる理由は、編入試験を受ける人は生命科学はできて当たり前ぐらいの方が多いからです。
過去問は香川大学のホームページから閲覧できますので参考にしてみましょう!
学士編入試験は基本的に非公開のところが多数ですが、島根大学もHP上で公開しています。
詳しくは覚えていないですが、他にも直接大学の学務に行ったら見せてもらったりできるところや、大学に問い合わせたら過去問がもらえるところもあるので、自分が受験予定の大学にはダメもとで連絡してみましょう!
2次試験対策
香川大学医学部第2年次編入学試験の2次試験では面接が課せられています。
香川大学では事前に大学・社会人での研究内容を指定の紙に記載して送り、それを元に面接が行われます。
面接内容や自己推薦書の書き方に関しての詳細はnoteに記載してます。各科目別の受験対策についても書いているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
勉強期間はどのくらいでしたか?
編入試験の勉強をスタートしてから合格までは1年1ヶ月でした。
編入試験受験期の生活サイクル
編入試験受験期は調剤薬局で週4回パート勤務をしながら勉強していました。
勤務日は始業前2時間カフェで勉強し、昼休みもカフェで食べながら勉強、そして帰宅して風呂・夕食を済まして2時間ほど家かカフェで勉強していました。
土曜は予備校で講義を受けたり自習室で勉強、友人と情報交換をしていましたね。
勤務日でない平日や日曜は近くの図書館やカフェを転々としながら勉強してました。
模試などの成績
予備校の模試は年間3回実施され、1・3回目は記述、2回目は選択式でした。
その時の成績は4科目総合でこんな感じです。
1回目 | 7/133位 |
2回目 | 1位(何人中か不明) |
3回目 | 8/134位 |
最後に、編入生にとって香川大学医学部はどんなところですか?
香川大学は一学年に編入生5人と少人数ですが、学年が異なる編入生とのつながりがしっかりしており、1つ上の学年がその年の講義や実習、レポートなどについて学期始めに教えてくれます。
コロナ前は定期的に全ての学年の編入生で飲み会をして情報交換をしてました。
僕の学年は再受験生と編入生も仲良しで、コロナ前は定期的に一緒にお酒を飲んでました。香川大学は他の大学に比べて年齢に寛容な大学なので、再受験生は他大学に比べて多いです(一学年に10人以上いる学年もあるそうで)。
現役生と話すのももちろん楽しいですが、同年代の話はやはりまた別の楽しみがありますね。
香川大学の良いところではないですが、香川県は狭く人口も少ないことから、東京や大阪に比べて喫茶店などの店に入るときに、そこまで並ばないで入れることが多いです。僕はなかなかの利点だと考えてます笑。
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